2025.11.28
クォータリー通信
クオータリー通信(江田物流本部長 2025年11月)
皆様、こんにちは、物流本部の江田です。早いもので前回の投稿から1年が経過しました。 最近は気温がぐっと下がり、ようやくこの時期らしい寒さとなりました。皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。 当社では、トラックが冬支度を始めており、タイヤ交換のインパクトレンチの音が、事務所の中までけたたましく鳴り響いています。「ガガガッウィーン」と騒音に近いような音ですが、私にとっては冬の訪れを感じさせる恒例行事となっています。 一方、巷は行楽シーズン真っ只中で、私も宅建試験を無事終えたことから、自分自身へのご褒美に11月の3連休を使い、かねてより計画していた県内旅行に出かけました。 「なぜ、県内?」という声が聞こえてきそうですが、実は前回投稿したXアカデミーと深く関係があります。 そもそも私は地元に無関心で、後楽園や倉敷美観地区といった定番の名所すら、数える程度しか足を運んでおらず、『西大寺会陽(裸祭り)』や『うらじゃ』といったイベントにいたっては、行ったことすらありません。ところが、Xアカデミーの「地域活性」を題材とした講義やグループワークを通じて、自分は、岡山で生まれ岡山で育ったにもかかわらず、「本当にこれでいいのか」といった衝動に駆られました。ただ、いきなり何か出来る訳もなく、それならばまずは「岡山を知ろう」と考え、県内を巡ることに決めました。今回は、その第一段として、備中松山城から山田方谷記念館、井原ジーンズを巡る旅へと出かけました。 学びたいといった前向きな気持ちのおかげか、見るもの全てが新鮮で、これまでの旅とはまた違った充実感に満ちた時間となりました。この旅の中で、意外な発見や岡山の魅力を再認識することになりましたが、旅行の詳細を書き始めると、皆様が読み疲れすると思いますので、写真を使って簡単に説明します。

備中松山城 岡山県高梁市に位置する。日本三大山城にも数えられ、雲の中に浮かぶ「天空の城」として有名です。小ぶりながらも当時の威容を残した天守がとても印象的です。

紅葉が見頃となり、檜などの常緑樹を背景にカエデは紅色を一層濃く輝かせています

猫城主 “さんじゅーろー” も冬支度中です。

実は一番楽しみにしていたのが山田方谷記念館でした。
<山田方谷> 十万両(現在の貨幣価値で約200億円)の借財を抱え、財政破綻寸前であった高梁藩の財政をわずか7年で十万両の蓄財に変えた郷土の偉人です。 現代に通じる山田方谷の理念や論説の一部を以下に紹介しますので、皆様も興味を持たれたら、是非調べてください。※かなり参考になると思います。 理念:「至誠惻怛(しせいそくだつ)」「市民撫育(しみんぶいく)」 論説:「事の外に立ちて、事の内に屈せず」「義を明らかにして利を計らず」
最後になりましたが、この度、岡山臨港は富士倉庫グループの一員となりました。 両社は共に、地域に根差した歴史ある企業であり、これも私が「地域社会との関わり」を意識する大きな要因となりました。 今後も当グループは、地域の皆様の良きパートナーとして共に成長し、さらに、地域経済を支える物流インフラを提供するという両社のビジネスモデルの親和性を活かし、「地域最良のロジスティクス企業グループ」を目指していきます。