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2025.04.28

クォータリー通信

クオータリー通信(大前管理本部長 2025年4月)

「安全・安心・確実」

第4回クォータリー通信として、今回は管理本部という立場から『安全』について述べさせていただきます。

当ホームページの冒頭にもありますように、当社グループは企業スローガンに『鉄道事業者としてのDNA』を掲げています。                                  当社は、1951年(昭和26年)に鉄道事業者として岡山臨港鐵道を創業し、1984年(昭和59年)に事業内容を鉄道から倉庫・運輸・物流不動産を中心とした総合物流業にシフトチェンジした歴史があります。「安全」、「安心」、「確実」は創業時から培い、受け継いできた岡山臨港グループのDNAです。

2024年(令和6年)の厚生労働省の速報値では全産業の災害死傷者数は13万3千人を数え、そのうち陸上貨物運送業における死傷者数は1万6千人(全産業の12%)となっています。死傷者数は前年から大きく変わっていないのが現状です。事故の型としては、「墜落・転落」が26%、「転倒」が18%、「動作の反動・無理な動作」が17%となっており、陸上貨物運送事業における約6割をこの3つの型が占めています。                                                   当社グループに目を向けると、2024年(令和6年)に「転倒」による災害が発生しました。この災害では雨によって滑りやすい状況だったという環境要因がありました。しかしながら、いつもと環境が違うということで「滑る」ことを想定出来たかどうか、そのことを作業者の経験や知識に任せっきりにせず日々教育できていたか、反省させられる事例となりました。                                      また、2024年(令和6 年)の交通死傷事故件数は29万件、死傷者数は34万7千人に上っています(警察庁統計資料より)。トラックが絡むニュースを目にすると「なぜ?」とその原因に目が行きます。自社内での事例やヒヤリハットを情報共有するとともにニュース等で取り上げられる事例も含めて『自分事』として捉えることで、同様の状況・場面に遭遇した際、危険を回避する、リスクを下げる行動がとれるようになると考え、安全会議では「自分ならどうする」といったことを話し合っています。災害・事故には加害・被害の双方がありますが、“ゼロ”を目指して安全運行に向けた活動に取り組んでいます。                                          一方で、当社の倉庫業ではフォークリフトを使います。フォークリフトに起因する災害件数をみると年間約2千件の死傷災害が発生しており、死亡災害も20~30件強/年発生しています(厚生労働省労働災害統計より)。当社グループでも過去にはフォークリフトが絡む災害が発生しています。定常作業としてフォークリフトを使用しているため、指差し呼称による周囲の確認、保護具・シートベルトの着用、決められたルールに従った作業を確実に行い、凡事徹底し、お預かりした貨物を安全且つ確実に移動・保管することを心掛けています。

岡山臨港鐵道では死亡災害等の重大事故はありませんでした。当社グループではこれからも鉄道事業者時代から培ったDNAを受け継ぎながら、地道に安全活動に取り組み、お客様、地域の皆さまに「安全・安心」を「確実」に届けて参ります。

 

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